写真・図版
米ホワイトハウスで7月に会談したバイデン大統領(右)とイスラエルのネタニヤフ首相=ロイター

 イスラム組織ハマスの最高幹部シンワル政治局長の死亡を受け、バイデン米大統領は17日、イスラエルのネタニヤフ首相に電話で祝福した。訪問先のベルリンで記者団に「今こそ停戦に向かって前進する時。この戦争を終わらせ、人質を帰還させる時だ」と述べた。

 バイデン氏は、今後の対応を協議するため、近くブリンケン国務長官をイスラエルに派遣する考えを示した。また、停戦について「希望を感じている」と述べ、戦争終結の時期について問われると「願わくば非常に近いうちに」と答えた。

 別に出した声明では、シンワル氏の死を「イスラエル、米国、そして世界にとって良い日だ」と歓迎。ハマスが昨年10月7日にイスラエルへの奇襲攻撃を仕掛けた直後、米軍の特殊作戦部隊や情報要員に、イスラエルと協力し、パレスチナ自治区ガザに潜伏しているハマス指導者の居場所を突き止め、追跡するよう指示したと明かした。

 情報活動を通じた米国の支援…

共有